コロナ禍で求められる新しい公園の形／パークブリッジ

2021年3月にオープンした「KAKAMIGAHARA PARK BRIDGE（カカミガハラ パーク ブリッジ）」。

場所は、岐阜県各務原市。

この施設は「学びの森」と「市民公園」2つの公園の間にあり、新しいスポットとして話題になっています。

パークブリッジという名前の通り、学びの森と市民公園を繋ぐ架け橋となる存在であり、また、ヒトと自然、そして未来を繋いでいく・・という意味も込められているそう。

このKAKAMIGAHARA PARK BRIDGEは、Park-PFIという制度を活用したもので、飲食店、売店等の公園利用者の利便の向上にむけた施設の設置、公園施設の整備・改修等をして賑わい拠点をつくることを民間事業者へ委託して運営されている形であり、運営主体は飛騨五木さんが手がけており、企画はかかみがはら暮らし委員会さんが携わっているそう。

賑わい拠点のコンセプトは？

この施設のコンセプトは、「公園とともに、豊かな1日を。」

コロナの影響もあって、風通しの良い公園の利用者はコロナ以前と比べて増えており、また、公園の使われかたや在りかたも大きく変わってきているように感じます。

屋内にある公園と言えるほど、木材の香り漂う自然空間で、気持ちよく過ごすことができます。

壁は、縦に長いガラス張りとなっているので、ばっちり外の光が差し込み、太陽のぬくもりを感じれますね。

この木育施設「遊び創造Labo」には、大人も子どもも楽しく遊べる遊具や心くすぐるスペースがある他、人気の飲食店なども配置されていて、ゆったりとした飲食スペースなどもあり、自然に囲まれゆっくりと過ごすことができると思います。

この「遊び創造Labo」を利用するには、LINEの友だち登録、および入場料を支払う必要があります。

LINE公式アカウント「遊び創造Labo」を友達追加して、「今日行く」を選んで、免責事項などチェック。

これらを進めていくと、入場許可証が発行されるので、それを会場入り口でスタッフさんに見せ、発券機で入場券を購入することで、入場するためのリストバンドをもらうことができます。（当日中の会場の出入りは自由。）

さらには、このライン公式アカウントから、森の遊びレンタルセットを無料で借りることができるなど、お得な内容もあったりします。

また、レンタルセットのスペースに併設するように、アウトドアグッズなども販売されているので、ここでグッズを買って、隣の公園ですぐに使うこともできたりします。

ルールがないからこそ、楽しく遊べる遊具たち

一般的な子どもたちが遊ぶ遊具は、滑ったり、登ったり、と遊び方が決まっているものだと思います。

ですが、この遊び創造Laboでは、なだらかな山のようなものがあったり、その下をトンネルが走っていたりと、一風変わった自然を感じる遊具たち。

子どもたちは目をキラキラと輝かせながら、その遊具でおのおのの遊び方を発見して、おのおのの楽しさを味わっていました。

木製のタワーの上部に、木のボールを置くと、楽しい音色を奏でながら落ちていく遊具。

施設内にある遊具やおもちゃは、木製のものばかりで可愛くて親しみがわきます。

子連れのご家族が過ごしやすい施設として、授乳室があったり、子ども用に背の低い洗面台や下駄箱・コインロッカーなどがあったりと、各所で工夫がみられるのも嬉しいポイント♪

ここ、KAKAMIGAHARA PARK BRIDGEは、「公園とともに、豊かな1日を。」というコンセプトをもとに、大人から子どもまで自然を感じながら、楽しく、ゆったりと過ごせる場所。

私たちがこれからの公園に求めていきたい要素がたくさんつまった理想の施設になっていくことでしょう。

子連れのご家族など、コロナ禍で疲れた身体や頭をリフレッシュしに行ってみてはいかがでしょうか？

デザイン工務店 編集部

［ 施設情報 ］ 

 施設名：KAKAMIGAHARA PARK BRIDGE（カカミガハラ パーク ブリッジ）

 所在：岐阜県各務原市那加雲雀町30 番1

 営業時間：10:00～17:00 

 定休日：毎週水曜日 

 入場料：平日／大人600円、子ども600円　シニア500円

 　　　　休日／大人850円、子ども850円　シニア500円

 　　　　※平日・休日ともに3歳以下は無料

 URL：https://www.kparkbridge.com/