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WEBマガジン

家づくりのこと

住環境が子どもにあたえる影響とは



今回は、「子どものための住環境の整え方」についてで、主に子どもにフォーカスした内容になります。


前回の記事から、テーマは大きく分けて、「今・現在」において対策をとるということ、そして「将来・未来」について準備をするということ、の2つに分けて書いています。


前回の記事で書きました「家の中で起きる子どもの事故とその対策」については、まさに「今・現在」についてでした。

宅内で起きる事故が、その子ども自身の成長の度合いや個性の違いもありますし、年齢によっても変わってきますし、事故の度合い(最悪は死に至るような)によっても変わってくる・・

そういったことを踏まえて、まずは大人が「知る」ことからはじめて、それぞれの住まいで対策を考えていくことが大切だということをお伝えしました。


前回の記事はこちら>>家の中で起きる子どもの事故と対策とは?



そして、今回は子どもの「将来・未来」に向けて準備をするという点において掘り下げていこうと思います。



住まいの環境を変えることで、全てが変わる

私たちの人生を変えるような良い言葉の中にはこんな名言があります。

心が変われば、行動が変わる。

行動が変われば、習慣が変わる。

習慣が変われば、人格が変わる。

人格が変われば、人生が変わる。


これは有名な心理学者が残した名言ですが、皆さんきっと深く頷ける説得力があるのではないでしょうか?

これは、小さなことの積み重ねが大事で、強い心を育て、いずれ人生が開けるよという強いメッセージが込められた名言だと思います。

そして、これと同じような意味合いで「生き方をアップデートするには、環境を変えろ」という言葉もあります。

常日頃、私たちが生きる世界は、同じことの繰り返しの中にあることが多く、外からの刺激が入りにくくなっている為、価値観や人生観を大きく成長させにくいもの。

これを「環境を変える」ことで、今までとはまったく違う環境に身を置いて、大きく成長していこうという意味合いがあると考えています。


そして、この「環境」というものは、私たちの身近においては「住まい」だと言えます。

この住まいを整えたり、変えたりすることで、子ども含めた私たちの将来・未来を変えていく・・そんなことを「子どもが抱えるリスク」という面から考えてみようと思います。




子どもの年齢が上がるにつれて、下がる死因、上がる死因

前回の記事で書いた通り、宅内で起きる誤嚥や溺水など含めた不慮の事故の死因内訳は、以下の通りでした。




当然のことながら、子どもの成長とともに、状況の把握力や認知力が上がり、自ら危険なものを察知してリスクヘッジをすることを覚えていくので、不慮の事故の数や割合は、歳を重ねるごとに減少していきます。


しかし、不慮の事故や心疾患異常により、やむを得ず命を落とすような要因が減っていくなかで、それとは逆に、増えていく死因があるのをご存知でしょうか?


こちらのデータをご確認ください。



これは、厚労省から出ている統計資料から抜粋したものです。

その中で着目して頂きたい死因は「自殺」です。

10-14歳で3位に、15-19歳で1位になり、そこから40歳手前まで続いています。

そして、その数・割合も大きく、目をそむけたくなる現実があります。

そして、この統計を分析している機関の調べでは、10歳頃から自殺が増え始めるのは、自らをどれほど傷つければ死ぬかという認識がつき始めた年ごろだからだそうです。



このデータは、年齢別での死因割合を示したものをグラフ化しています。

ピンク色が自殺要因を指しており、10-14歳頃から割合が増え始め、20代がピークで、その後は徐々に減っているという傾向がみてとれます。

いわゆる自己形成がまだまだ出来ていない年齢では、自己否定をしやすかったり、現実逃避で死を選びやすかったりするのかも知れません。


現に、群発自殺(自殺の連鎖を呼ぶもの)と言われるものがあることは、今までの統計でも明らかですし、これからのSNSでのネットを通じた連鎖にも十分に気をつけていく必要があると言えます。

下記データは、1970年代からの群発自殺とみてとれる統計データです。


例えば、G7と呼ばれる先進7ヵ国の中で、未成年の若い世代で「自殺」が死因トップなのは、日本だけです。

これは、日本が抱える特有の問題であり、私たちが「考え、変えていく」必要があることを意味しているのだと思います。



では、なぜ、未成年の自殺が、こんなにも多いのか?

そして、それはどんな理由からきているのか?

そんなことをもう少し、掘り下げていこうと思います。




続きを読む>>>「子どもを豊かに育てる住まいとは」


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