コラム|暮らしのデザイン
日本最大級のPark-PFI「Hisaya-odori Park」が誕生![Part.1]
2020/09/19
2020/9/18~Hisaya-odori Parkがグランドオープンしたので早速いってきました!
久屋大通公園と言えば、栄のど真ん中に位置する公園。
いつもいろいろなイベントが代わるがわる開催されている場所・・といったイメージを持たれている方がきっと多いはず。
テレビ塔がシンボリックとなるここ久屋大通公園が、この度、Park-PFI事業によ って南北1kmにわたって新しく整備されました。
そして、この事業のスケール感は日本最大規模として、今話題を呼んでいます。
そもそもPark-PFIってなに?
なかなか聞きなれないワード「Park-PFI」。
「パークヒーエフアイ」と呼ばれているもので、コロナ禍の現代において、実は今注目を浴びている事業と言えます。
Park-PFIとは、シンプルに言えば「民間の力で、都市公園をもっと活用しよう、便利にしよう」というものです。
例えば、公共空間である公園に、飲食店、売店などの公園利用者の利便性をあげる施設を設置することであったり、遊んだり寛いだりする芝生や園内の動線となる園路などを整備・改修するといったことをします。
今まで行政主導で行われてきた公共の公園管理を民間に完全委託し、公園管理者の財政負担を軽減しつつ、都市公園の質の向上、公園利用者の利便の向上を図る新たな整備・管理手法です。
コロナ禍では、感染リスクを考慮して、屋内より屋外での利用価値が上がる中で、パブリックな公共空間をもっと活性化させるべきという考え方が深まり、この半年で急速に進んでいる制度だと言えます。
Hisaya-odori Parkって、どんな場所?
市民の日常的な憩いの場としての役割をもつ場所として、ファッション、スポーツ、グルメ、コミュニケーション、リフレッシュなど多彩なサービスを提供しています。
「国内外から人を惹きつける」食とモノ新たなトレンドを発信するとして、全国の人気店をはじめ、ZONE1~4で飲食・物販あわせて35店舗(名古屋市内初出店:21店舗、新業態5店舗)が出店しています。
エリア全体は、4つにゾーニングされています。
ZONE1(左側)に行くにしたがって「日常性」をベースにしており、何気ない毎日をアップデートするエリア。
ZONE4(右側)に行くにしたがって「発信性」をベースにしており、名古屋の新たな文化拠点創出をするエリアに。
これらは、それぞれのゾーンでの「時間の使いかた・流れかた」が違っており、実際に行ってみると私も肌で感じることが出来ましたし、それらの色分けは今までにない面白さを感じます。
その中でも、今回、強く印象に残ったのは、エリア北側に位置する、大胆に広さを構えた芝生広場。
栄の街中に、ドドーンと広いスケール感の芝生エリアがあるのですが、これがすごく居心地の良い・癒される空間になっています。
運営サイドでは、このゾーニングで「名古屋のグリーンインフラを目指す」というスローガンをかかげている通り、現にかなりの人が芝生に座り寛いでいたり、子連れの家族が自然を感じながら過ごしていたりと、良い意味でたくさんの人たちが芝生広場が使われていました。
この芝生広場では、小さなお子さんからご高齢の方まで老若男女が、思い思いの過ごし方をしており、街中の喧騒を忘れさせてくれる場所だなと感じます。
そして、陽が下がり、広場全体に木陰が出来始めると、アクティブに動く人が減り、寛ぎ始める人が増え、また違った景色になります。
ここで過ごす人が公園のあり方を変えていっている風景に、私たちのこれからの暮らしかた・過ごしかたに可能性を与えてくれるような、そんな印象を受けますね。
ハンモックでゆらゆらリラックスすることも
「ほっと一息つきたい時はハンモックを借りよう。」
芝生広場の一角にある受付けブースで、500円で借りることができます。
芝生の上で靴を脱ぎ、ハンモックでユラユラとゆられながら、公園の緑の景色や青い空を見渡しながら有意義な過ごしてみては?
出典:Hisayaodori-Park Official
テントでプライベート空間をつくることも
「テイクアウトしたらテントを借りよう。」
こちらも同じく、500円で借りることができます。
子供達は芝生で走り回り、大人たちはドリンクを飲みながらゆったりとした時間を過ごしたり。
はたまた、お友達同士、同期のみなさんで、ランチやおしゃべりを楽しんでみたり。
芝生広場では靴を脱いで裸足でリラックスする人も多くいらっしゃいます。
出典:Hisayaodori-Park Official
街中のオシャレで便利なトイレも
街中で寛げるスペースには、やはり必要なお手洗い施設。
今どきなおしゃれな外観に、清潔感が漂う施設は、きちんと公園に馴染んでいます。
ここ最近は、コロナの影響でトイレの貸し出しを止めている施設も多い中、意外と助かるものですね。
まだまだある、Hisaya-odori Parkの楽しみ方・過ごしかた...>>>Part.2に続く
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