コラム|暮らしのデザイン
意外と困る・・家庭菜園用の土の捨て方
2020/09/15
コロナ騒ぎから、半年が過ぎようとしていますね。
このコロナショックは想像以上に大きな影響力で、私たちの「暮らしかた・働きかた」は大きく変えました。
とくに、コロナ時代の働きかたとして多くの企業がリモートワークを取り入れたことで、自宅で仕事をするというワークスタイルが根づいてきており、ご自宅で過ごす時間が今までより格段に増えてきた方が多いのではないでしょうか。
そんな変わり始めたワークライフの中で流行っていることのひとつに「家庭菜園/ガーデニング」があります。
このコロナ禍の中、リモートワークが増え、ご自宅で「お野菜を育ててみよう!」と思い立って、ホームセンターなどでプランターを買い、家庭菜園用の土を買い、菜園用の種を買い、、、と家庭菜園をスタートされた方も多いのではないでしょうか?
せっかく長い間、自宅で過ごすわけだし、なにか新しいことを始めたいな・・という気持ちわかりますよね。
私の自宅でも、同じ理由で「プチトマト」「きゅうり」などを育て美味しく頂いてますが、始めるときにはホームセンターなどで「家庭菜園用の土」を買ったかと思います。
家庭菜園用の一般的なプランターのサイズであれば、だいたい60-70cmほど。
そしてこれに入るおおよその土量は10-15Lほど。
家庭菜園を始めると気付くことですが、意外と土量って多く必要なんですよね。
今回は、そんな家庭菜園やガーデニングなどで使った土の処分方法について書きたいと思います。
そもそも土は、ゴミとして出せない。
私たちが家庭菜園などで使う土は、扱い的には「自然物」です。
ゆえに、一般的なゴミ回収の専門業者さんでは回収はできません。
しかし、枯れた植物やちょっとした土など、少しの量なら回収できるなどの感覚的な判断ももちろん存在しますので、まずはお住まいの自治体へ問い合わせしてみるのも手だと思います。
そのほか、家庭菜園用の土を買ったホームセンターや園芸店などで、使わなく不要になった土を回収してくれたり、また、新しい土を買ってくれることを条件に引き取るなど、ケースバイケースで対応可能なこともあります。これも確認してみる価値はあると思います。
片手ぐらいの土ならOK? 土の処分方法とは
いざ土を使わなくなったときに生まれる疑問。
これらの土はどうやって処分するんだろう?ってことです。
これは各地方自治体によって考え方が違うので一律には言えませんが、基本はゴミ処分できないと考えておいた方がベターです。
片手でつかめるぐらいの量の土であれば、可燃ごみに入れておいてください~なんてことはあるかもしれませんが、やはり基本は、管轄する処分場へ持ち込みになるはずです。
これは、管轄する環境事業所へ確認の上、判断を仰いでいくということになるので、みなさんの中でも、同様に土を捨てようとお考えの方は、事前に相談・確認をしてから処分されることをおススメします。
処分ではなく、再利用も考えてみよう
例えば、古い土は捨てて、新しい土を買おうと思った時には、再利用もひとつの手です。
古い土には、今まで植えていた植物の葉っぱや茎、根などが残っていることも多く、細菌繁殖しているケースがあり、植物が育ちにくい土になっていたりします。
これらを良い土にして、再利用するにはどうしたらよいのか?
まずは、土の中に混ざっている植物の葉っぱや茎、根、そして石などを取り除くために、ふるいにかけます。
そして、それらをきれいに除いた土をビニールシートなどの上に乗せ、その土に水をかけ十分に湿らせ、よくかき混ぜます。
土全体まんべんなく湿ったら、黒のポリ袋にいれ、天日干しで2.3週間ほど乾燥させることで、消毒殺菌ができます。
この土に肥料などを加えれば、再利用が可能な土へと生まれ変わります。
正しい土の処理をしていくことで、気持ちよく家庭菜園やガーデニングが楽しむことができるはずですし、エコを感じてやっていて気持ちがよいものですよね。
自宅での暮らしに自然を取り入れることが多くなってきた今、より自然と向き合い、より自然を感じることができるきっかけになれば幸いです。
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