家づくりのこと

次世代住宅ポイント ~新築の要件~

2020/08/01



今回、次世代住宅ポイントを使うにあたり、新築とリフォームでは求められる要件が違います。
「期待していたのに使えない・・」なんてことがないように、しっかり事前に学んでおきましょう!


そもそも次世代住宅ポイントとは・・


次世代住宅ポイント制度とは、消費税率10%が適用される一定の省エネ性、耐震性、バリアフリー性能等を満たす住宅や家事負担の軽減に資する住宅の新築やリフォームをされた方に対し、さまざまな商品と交換できるポイントを発行する制度のこと。

猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の影響によって、事業者からやむを得ず受注や契約を断られるなど「やむを得ず契約ができなかったこと」が理由で、令和2年3月31日までに契約できなかった方が対象で、令和2年4月7日から8月31日までに契約を行った場合、ポイントの申請が可能というもの。


制度を使うための新築の対象期間


▪注文住宅の新築​ 

 ・工事請負契約(所有者となる方が発注するもの):​2020年4月7日~2020年8月31日

 ・建築着工:工事請負契約〜2020年8月31日


▪新築分譲住宅の購入

 ・工事請負契約(販売会社等が発注するもの)​​:2018年12月21日~2020年8月31日​

 ・建築着工:工事請負契約〜2020年8月31日​

 ・不動産売買契約(所有者となる方が購入するもの):2020年4月7日~2020年8月31日​​



対象住宅の性能要件等


居住要件:自ら居住する住宅


対象住宅の性能・対象工事等:次の1~3のいずれかに該当すること


1.一定の性能を有する住宅​

次のいずれかに該当すること。

・高い性能を有する住宅

 a)認定長期優良住宅​

 b)認定低炭素住宅​​

 c)性能向上計画認定住宅​

 d)ZEH​

・一定の性能を有する住宅​

 e)断熱等性能等級4または一次エネルギー消費量等級4以上

 f)劣化対策等級3かつ維持管理対策等級2以上​​​

​​​共同住宅及び長屋については、一定の更新対策を含む

 g)耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上または免震建築物​​

 h)高齢者等配慮対策等級3以上​​

2.耐震性を有しない住宅の建替

​3.家事負担軽減に資する設備を設置した住宅





1. 一定の性能を有する住宅のポイント数


350,000ポイント/戸

:認定長期優良住宅
:350,000ポイント/戸
:認定低炭素住宅
:性能向上計画認定住宅
:ZEH


300,000ポイント/戸

:断熱等性能等級4または一次エネルギー消費量等級4以上
:劣化対策等級3かつ維持管理対策等級2以上
:耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上または免震建築物
高齢者等配慮対策等級3以上





耐震性を有しない住宅の建替


次の要件を満たす住宅の建替が対象。
・耐震性を有しない住宅を除却した者または除却する者が、自ら居住する住宅として、住宅を建築または購入するものであること。
・2018年12月21日(閣議決定日)以降に除却すること



耐震性を有しない住宅とは


耐震性を有しない住宅は、旧耐震基準で建築された住宅とし、除却した(する)住宅について、次のいずれかの書面により確認
建築確認がなされた日付が昭和56年5月31日以前の建築確認済証等
・表題部、原因及びその日付が昭和56年5月31日以前の新築である登記事項証明書
・建築士が耐震性を有しないことを確認した本制度独自の証明書



3. 家事負担軽減に資する設備を設置した住宅


その設置台数によらず、設置を行った設備の種類に応じたポイント数の合計を発行します。

▪ビルトイン食器洗機:18,000ポイント/戸

掃除しやすいレンジフード:9,000ポイント/戸

ビルトイン自動調理対応コンロ:12,000ポイント/戸

浴室乾燥機:18,000ポイント/戸

掃除しやすいトイレ:18,000ポイント/戸

宅配ボックス:10,000ポイント/戸



詳細は、オフィシャルのページ[https://2020.jisedai-points.jp/user/new-house/]にて、確認できます。

なお、設備の対象商品の検索ページや、新築の次世代住宅ポイントの発行申請方法なども掲載ありますので、ご参照くださいませ。


デザイン工務店 編集部


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