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WEBマガジン

コラム|暮らしのデザイン

暮らしが変化?「家族との時間」が増え、夕食も早まるなど

旭化成ホームズ株式会社くらしノベーション研究所が、新型コロナウィルス感染拡大防止に向けた緊急事態宣言発令に伴い急速に普及した、在宅ワークにおけるくらしの現状について調査を行ったとのことで、そのことについて触れてみたいと思います。




この調査では、家で仕事をするすべての行為を在宅ワークと定義することで、主なオフィス以外の場所や移動中を含めPCなどを使って仕事するテレワークに限らず、「家で仕事をする」という行為が、住まい方に与える変化や影響を調査したことが特徴です。

さらに、性別や年代、戸建持ち家か集合賃貸、子がいる世帯か夫婦のみ、親同居など、複数の要素を組み合わせることで、より在宅ワークの実態が浮き彫りになった調査になっています。



核家族~共働き~在宅ワークへ

日本における暮らし方は、時代の変化とともに変わってきました。



・戦後昭和:核家族が多く、夫は職場で仕事をし、妻は家庭で家事・育児をこなすスタイル。

・平成:夫・妻ともに職場で仕事。未就学児は保育園に預けるなどして、帰宅後に家事育児を協力してこなしていくスタイル。


・令和:ノートPCなどを使った在宅でのリモートワークが、新型コロナ感染予防によりさらに浸透し、取り入れる企業も急増。いわゆる職住融合のスタイル。



これらの時代の流れの中で起きる暮らしかたの変化が、私たちの身近なところにどう影響しているのかをみていこうと思います。








増えた「家族とのコミュニケーション」「自由な時間」「睡眠」

まずはなにより、職場に向かうまでの通勤時間がなくなることで、この「使える時間」が増えたことが大きな意味を持ちますね。

コミュニケーションの面で言えば、職場の人とのコミュニケーションはオンラインのみとなるので大きく減ることになりますが、それとは逆に「家族とのコミュニケーション」は大幅に増えることになります。


これらは、調査結果をジャンル別「家族との時間増」「家事との並行作業」「防災防犯」で見てみると分かりやすく、時間が増えたことによる宅内でやる家事・育児の時間に充てることができることや、防災面などの緊急時の対応や子どもの怪我・病気などのイレギュラーなどにも対応しやすくなることなど、メリットが多くあげられますね。




早くなった夕食時間。・・が、就寝時間に大きな差はなし

共働きの世帯にとって、帰宅後の慌ただしさはやはり大変なものですね。

職場から帰宅して、子ども迎えにいき、夕食~お風呂・・というこの流れが慌ただしく続く・・と思いますが、これがリモートワークにより、通勤時間分が省けて大幅に前倒しされています。

こちらの図でみて分かるとおり、ボリュームゾーンが20時から19時にと、約1時間程度早まっていることがお分かりいただけると思います。






そして、夕飯が早まることで自然と就寝時間も早まる?と思いきや、そうではなく、就寝時間は以前とほぼ変わらず。

増えた自由な時間は、家族とのコミュニケーションの時間に充てられるなどしていることが分かります。







在宅ワークは「個室派?」「LD派?」



この調査では、戸建の54%が個室でLD派の41%を上回る一方で、集合賃貸ではLD派が71%と個室派の27%を大幅に上回っています。

賃貸は、当然のことながら、個室数が少ないほどLD派が多くなっており、居住人数や採光条件の影響があるのかなと考えられます。

戸建は4LDK以下では個室数によらずLD派が5割程度おり、子がいる女性に限定すると72%がLD派となり、女性の場合には家族のいる空間で仕事をしている状況がわかります。


フリーの回答では、個室派では、個室での静かな仕事環境に満足する一方、以前の職場ほど整備された環境ではないところが不満点と上がっているようです。

また、LD派では、家族とのコミュニケーションや、家事・育児との両立、そして開放的な空間に対して満足を感じている・・その一方、家族に対する影響への心配や、WEB会議が制限されることを不満点として挙げられています。






フリーアンサーの抜粋

在宅ワーク「仕事をする場所として満足に感じていること」

【個室派】

 ・仕事場と家族との生活空間が分かれている(女:69歳)

 ・こもり感が有り、仕事に没頭できる(女:64歳)

 ・会社と違い静かな環境のため集中して仕事ができる(男:60歳)

【LD派】

 ・子供が遊んでる姿を見守りながら仕事出来るので育児と両立できる(女・37歳)

  ・キッチン、浴室と近いので家事と両立しやすい(女:40歳)

  ・広々としていて気持ちよく仕事ができる(男:49歳)



在宅ワーク「仕事をする場所として不満足と感じていること」

【個室派】

 ・子供が昔使っていた部屋で、机にものが色々置いてありスペースが狭く使いにくい(男:66歳)

 ・WEB会議で部屋の中を見られたくない(男:56歳)

【LD派】

 ・家族が休みの時に部屋を占領してしまう罪悪感(男:47歳)

 ・リビングの一角なので、こどもの在宅時はWEB会議は不可(女:40歳)





一時的なテレワークか、在宅をメインに考えるか

在宅ワーク中にする業務をジャンル別に分析してみると、個人で行う作業と人と関わる会議電話に分けることができます。

共通で使用されるPCの利用は約9割。

そして、手書きや資料を広げるなど机が必要な行為も共通して多く見られます。

WEB会議は主な職場がオフィスである自宅テレワークに特徴的にみられ、一方で撮影や来客は自宅が職場である自宅メインの居住者に多いという結果に。







在宅ワークで重視するポイントは、仕事に集中でき且つ作業スペースが充実していること。

これは、個室派の方がこの傾向が強く見られるようです。

一方で、小学生以下の子がいる世帯の半数が家族の気配や見守りも重視しており、LD派の方がその傾向が強いよう。

これら、オフィスとしての充実を図りたい個室派と、家族コミュニケーションを合わせて重視するLD派の2つの志向があると考えられます。


このような異なる志向に加え、個人作業と会議電話ではワークスペースに求められるものが違います。

ニーズに合わせた多様なワークスペースが求められていることから、ライフステージにより異なる子供の勉強空間ニーズと合わせつつ、住宅の中で空間を確保していくことが大事だと考えられます。






続いて、こちらの記事ではデザイン工務店で、ワークスペース空間を取り入れた事例の一部をご紹介します。



 >>>デザイン工務店 ワークスペース導入した住宅事例

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