コラム|暮らしのデザイン

あそびうたライブで活躍される現役保育士のタカマさんに聞きました

2019/03/25


たかま(石川孝昌)|保育士 /キッズスポーツインストラクター
現役の保育士として、多くの親子と向き合っていく中で「子供達やその家族をもっと笑顔にしたい」「子供達の思いやりの気持ちをもっと育てたい」という気持ちが強くなり、「働きかける場」をもっと増やそうと「たかま」として活動をスタート。
現在は「みんなを笑顔にすること」を目的とした「あそびうた」ライブや、笑顔の大切さ・思いやりの大切さを伝える講演会を行うなの、活躍の場を広げている。


親子でやる「あそびうた」
子供の成長に良い影響を与える3つの理由



お子さんとのスキンシップによって情緒が安定する


お子さんとのスキンシップによって、赤ちゃんの情緒が安定するのはなぜなのでしょう?

例えば、お子さんと遊びながら歌を歌う時には、自然とお子さんとの触れ合いが生まれます。

お子さんは肌に心地よい刺激を受けることで、脳内でオキシトシンという分泌物が気持ちの安定をもたらす作用があると言われています。


日常の心地よいふれあいによって、お子さんのオキシトシンの分泌が盛んになり、結果として情緒が安定するということです。


また、お子さんの情緒が安定することで、外界からの刺激を柔軟に吸収することができるようになります。

これは他人とのコミュニケーションを楽しんだり、言葉を学習したり、外界の色々なものに活発な興味を持ったりするようになり、これがが結果的に「心の成長」につながります。


そして、実はお子さんだけでなく、スキンシップをとる親御さんの脳内でもオキシトシンが分泌されます。

このことで親御さんの気持ちもほっとできる環境を作ることができます。

家事育児に大変だとは思いますが、是非、積極的にスキンシップを図れるお子さんとの遊びを実践してみてください。





コミュニケーション能力が発達する


あそびうたをすることで赤ちゃんのコミュニケーション能力が伸びると があります。

コミュニケーションの考え方として「人と一緒にいることで楽しいと感じること」「自分の気持ちを理解してもらえること」「気持ちを共有すること」があります。

これはあそびうたで行うコミュニケーションに似ています。

「人と一緒にいることで楽しいと感じること」は、あそびうたで楽しく遊びながら行うことで自然と出来ます。


「自分の気持ちを理解してもらえること」は、あそびうたをしながら自然と出てくるお子さんの声に対して、共感して声かけをすることで「ママ(パパ)は自分のことをよくわかっている」というお子さんの安心感につながるということです。


「気持ちを共有すること」は、そのままお子さんの目線になって同じ気持ちで遊びうたをしていくことを指します。

そして、音やリズムによって自然とお子さんと親御さんの体のリズムが重なることで、同じように笑ったり同じように呼吸をしたりするようになります。

これがさらなるコミュニケーションの欲求(伝えたい・わかってほしい・共有したいなど)を刺激することになり、更なる言葉の獲得や表現力などのコミュニケーションスキルにつながっていきます。





言葉の学習が促される


あそびうたは、何度も同じ言葉やリズムを使うことで「繰り返しの効果」を生みます。

基本的に遊び歌は、お子さんが覚えやすいように身近な言葉でできていたい、歌の長さも短く構成されています。

その覚えやすい歌を日々繰り返し歌うことで記憶しやすくなります。

お子さんは言葉を話すのもままならないのに、歌を覚えると言ったことがよく起こり、驚かれる方も多くいらっしゃいます。


流れや展開を理解しているため、次に何が来るのかを予見して「くるぞ、くるぞ」と言わんばかりのキラキラした目でこちらを見つめたりもするでしょう。

こうした楽しい感覚から、積極的に言葉を使おうとして、言葉を覚えようとする学習能力が促されることになります。


話を聞いた人:たかま|現役保育士/キッズスポーツインストラクター

You Tube:「石川孝昌」で検索



▼この記事をSNSでシェアする

twitter


カレンダー