家づくりのこと

【家づくりコラム】工務店を選ぶ基準になるもの

2019/01/10



工務店を選ぶ基準になるものってなに?


皆さんが家づくりを考えていて、工務店などの建築会社を探そうとした時に、どんなものを使って情報収集をしますか?

一般的には、ウェブサイトで調べてみたり、住宅展示場に入って資料を集めたりする方が多くいらっしゃいますね。


 ウェブサイト上だと、工務店ランキングやハウスメーカーの人気や評判などのおすすめ情報などを掲載しているサイトも多くありますが、何を基準にしているのかなど、疑問に感じる部分が多いのでは?と思います。


例えば、愛知県内のみでも住宅を建築できる会社は300社以上ありますが、ハウスメーカー・工務店・設計事務所が一覧で並ぶウェブサイトには、その半分も掲載されていないと思います。

これは、各建築会社の宣伝広告費用の使い方など事業戦略の違いの表れだと思います。

ウェブでも雑誌でも、会社を紹介する掲載には費用がかかるので、当然の話だとは思いますが。。


わりかし多くの建築会社が使っているであろう自社サイト。

これを確認して一つの基準にしていくという方法が、ハウスメーカーや工務店、設計事務所をうまく選ぶコツかもしれません。


自社サイトで見るべき項目は、住宅の施工実例の写真であったり、家主さんの満足度を表すお客様の声であったり、どんな人が働いているのかのスタッフ紹介であったり。

これらを一つ一つ見ていくと、自分が理想とする暮らしを実現してくれるか否か、なんとなくイメージが湧くと思います。


実際に建てられている注文住宅の意匠性やデザイン、機能性など、理想とする住まいにイメージが近いのかどうかなどを確認していく必要があります。

また、今まで家づくりをされた家主さんとの交流(餅つき大会やバーベキューなど)は実際にあるのか?などを見ていくことで、家主さんとどんな付き合いをしているか、お客さまへの真摯な姿勢が垣間見えてくるものです。

どんな人が実際に家づくりに携わっているのか、地域貢献などの地元に根付いた活動をしているか、などの近況の活動をみることで、その建築会社が何を大切にしているか?が分かったりしますよね。


その他、ウェブサイト以外でも、フェイスブック/インスタグラムなどのSNSで情報発信をしている会社も多くなっており、いまや建築会社選びの基準になるツールとも言えます。




気になる方は、建築現場をチェックしてみるのも手


気になる工務店やハウスメーカーが見つかれば、自分の目で耳で、見て聞いて確認するのが良い判断ができる方法だと思います。

建築現場の様子を見学にいくだけでも、職人さんの道具の使い方や片付けの様子、家の施工品質に対する考え方で、家づくりに対する姿勢の善し悪しが分かったりします。

これらは、自分の目で確かめるということもとても大切なこと。

建築現場など専門性の高い作業については、建築基準法上「建築主は建築士である工事監理者を定めなければいけない」としていて、家主に代わって、設計図面通りに工事や施工がきちんと進んでいるかどうかを現場をチェックする仕組みになっています。

建築施工をする施工者側の立場ではない「第三者の目」で見る工事監理者であれば、検査する目も厳しくなるもの。


そして、家づくりをお願いし建築途中でも、実際に建築現場へ赴くことも出来ます。

どうしても、現場を見学したり確認したりする時間が取れない場合でも、施工者に対して建築工事写真などの提示をお願いすれば良いと思います。

家づくりをする際、当たり前のことですが、高い高いお金を支払って契約することになります。

遠慮などはせず、素直に分からない部分は納得がいくまで聞くことが大事でしょうし、結果的にはトラブルや行き違いは家主に跳ね返ってくるものですから。


また、質問や確認をするのは現場管理者のみにした方が良いはずです。

分からないことが多い分、現場職人さんへも聞きたい気持ちもわかりますが、「言った言わない」などのトラブルを作ってしまうかもしれないので注意が必要です。


▼この記事をSNSでシェアする

twitter


カレンダー