家づくりのこと

草津市の工務店と注文住宅の坪単価相場の考えかた?

2021/09/24


今回は、「草津市の工務店と注文住宅の坪単価相場の考えかた?」という記事について書いていこうと思います。

草津市は、県庁所在地の大津市に次ぐ、県下第2位の人口を有する都市で、琵琶湖や山林の面積を除いた可住地面積人口密度は(3033.6人/km2、2017年10月)、人口集中地区 (DID) 人口密度は約7,090人/km2あり、可住地における人口密度は大津市とほぼ同等の都市であると言えます。

そんな草津市で注文住宅をお考えの方や、草津市で工務店をお探しの方など、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。



草津市で注文住宅/工務店探しをご検討中であれば、ぜひ試しにご活用を!


まず、最初に簡単な紹介をさせてください♪

私たちは、デザイン工務店というメディア(書籍/ウェブサイト/アプリなど)を運営しており、日々、住宅事例の発信や注文住宅についてのお役立ち情報を、私たち編集部が発信しています。


ここでいう「デザイン工務店」とは、住宅のデザインに対してしっかりとしたコンセプト(基本的な概念)を持ち、斬新で見栄えの良い住宅のデザインができるだけではなく、暮らす人にとって快適性や安全性を兼ね備えた家づくりをしている工務店。

また家づくりに対する強い思いがあり、設計施工を自社で行っている工務店のことを私たちは「デザイン工務店」と呼んでいます。


草津市でも、決して大きな会社ではなく認知度はまだまだ低いけれど、仕事やコンセプトの素晴らしい工務店がたくさんあります。

しかし、その存在に気付かないまま大手ハウスメーカーやハウジングセンターに直接出向き、住宅を購入される方がまだまだとても多いのが現状。

そんなステキな「デザイン工務店」のことをより多くの方に知ってもらい、たくさんの住宅事例を参考にしつつ、草津市での工務店/建築会社探しでの一つの選択肢にして頂ければ幸いです。




草津市で家を建てるなら、まずは参考にすべき数字など。


<草津市の工務店|注文住宅の統計データ>

草津市の戸建て住宅一戸当たり平均値は、、、

・注文住宅の延べ床面積:121.9㎡(37.0坪)

 (年間の着工数:409戸)

・分譲住宅の延べ床面積:111.3㎡(33.7坪)

 (年間の着工数:123戸)

・貸家住宅の延べ床面積:68㎡(20.6坪)

 (年間の着工数:2戸)


※草津市の全平均延べ床面積:119.3㎡

※滋賀県全平均の延べ床面積:116.7㎡


< 滋賀県の年間合計の住宅着工数 >

 注文住宅の着工数:4,279戸(78%)

 分譲住宅の着工数:908戸(21%)

 貸家住宅の着工数:20戸(0.5%)


[※滋賀県の建築着工統計データ2020。出典:国交省住宅局]




上記データは、国交省住宅局が出典している統計情報をもとにしています。

「持ち家が欲しいな・・」と思ったら、まずは相場感が知りたいところですよね。

「家の広さが、110~120㎡ぐらいで、部屋数が5~6部屋ぐらいかな。。」など、この感覚を持って、家づくりを考え始めるとイメージが湧きやすく計画が立てやすくなると思います。


何もイメージももたずに、安易に工務店や設計事務所へ話を聞きに行くと、どんどんと話が進んでしまったりして、後戻りしにくくなったり、最悪は取り返しがつかないところまでいってしまうこともあります。

ある程度は、住み手となるご家族の皆さんで話しあって、ざっくりとしたもので構わないと思うので、工務店(建築会社)選びの考えや基準ををもっておくことは大事なことだと思います。


 


草津市の注文住宅建築の坪単価の相場とは?( 工務店の坪単価表示)


草津市で建てられる家の広さの平均値は116.4㎡=35.3坪 です。(前述のデータの通り)

では、この相場ぐらいの住宅を建てるのに、どれくらいの建築費用がかかるのでしょう?


工務店では、目安として住宅の建築費用を「坪単価」で表すことが多くあります。

この住宅の建築坪単価に、必要な家の広さ(坪数)を掛ければ、建築費用が見えてくるということを意味します。

例えばですが、坪単価60万の住宅であれば、60万×家の広さ=2,116万 ということになります。


建築坪単価別で見比べてみると・・

住宅の建築費坪単価 50万であれば、建築費用:1,763万

住宅の建築費坪単価 60万であれば、建築費用:2,116万

住宅の建築費坪単価 70万であれば、建築費用:2,469万

住宅の建築費坪単価 80万であれば、建築費用:2,821万


こんな感じで、建物を建てる坪単価によって、総額の建築費用は大きく変わってきます。

工務店や設計事務所が提示する建物坪単価がいかに重要か、よく分かるかと思います。


これに外構費などの付帯費用や、土地取得時やローン締結時の諸費用が加わることで全体の予算計画が、ぼんやりと見えてきます。

工務店さんにも規模の大小や地元密着度の違い、家づくりに対する想い・熱量も違うので、どこまでお客様目線で応えてくれるかは、力の見せどころだと言えます。


家づくりを始める段階で、ある程度の資金計画をきちんと導いて段取りをしてくれる工務店さんの方がやはり評判も良いし、口コミの影響も多少あるので人気にも繋がっているなと感じます。

家づくりに取り掛かる早い段階で、工務店選びの材料がそろってくると良いということですね。




草津市の工務店のランキング、口コミ・評判は信用できる?


よく工務店のランキングやハウスメーカーの評判や人気・口コミ、坪単価やおすすめ情報などを紹介しているサイトがありますが、どこまで信用してみて良いのか、疑問に感じる部分も多いのでは??と思います。


例えば、草津市で注文住宅を建てようと考えれば、当然、草津市の工務店やハウスメーカーのホームページ、あるいは工務店ランキングや口コミ・評判のサイトなどを見て、その建築会社の特徴や魅力を確認していきますが、基本的には各媒体となるメディアが「建築会社をよく魅せようとしているのでは?」という目で見てみることも大切だと思います。  

中には、リアルな口コミ・評判をまとめたメディアもありますので、一概には言えませんが。。

「草津市での実績ランキング1位!」

「草津市でダントツお客様満足度No.1!」など、表現の仕方はさまざま。

草津市の工務店やハウスメーカーはたくさんある中で、売り手側の情報発信をきちんと見ながら判断しなければいけないので、このへんの判断は実はすごく難しいことだと言えますね。


そんな中でも、その工務店やハウスメーカー、設計事務所を上手く選ぶコツとしては、具体的な建築事例やお客さんのリアルな声を見ていくことをお勧めします。

実際に、草津市で建てられている注文住宅の意匠性やデザイン、機能性など、理想とする住まいにイメージが近いのかどうかなどを確認していく必要があります。

また、今まで家づくりをされた家主さんとの交流(餅つき大会やバーベキューや季節のお祭りなどなど)は実際にあるのか?などを見ていくことで、家主さんとどんな付き合いをしているか、顧客への真摯な姿勢が垣間見えてくるものです。

どんな人が実際に家づくりに携わっているのか、地域貢献などの地元に根付いた活動をしているか、などの近況の活動をみることで、その建築会社が何を大切にしているか?が分かったりもします。

ホームページやフェイスブック/インスタグラムなどの、情報発信の媒体は、いまや信用信頼を確認するツールとも言えますね。





オープンハウス・完成見学会/OB暮らし見学会に参加するのがベスト


草津市の住宅展示場やモデルハウスにはもう行きましたでしょうか?

某大手のアンケートによると、注文住宅などで家づくりをお考えの方の98%は「住宅展示場やモデルハウス」などを利用するそうです。

百聞は一見にしかず!というところでしょうか。

まずは、実際にいろんな家を見て、イメージを膨らまそう♪と考えることは当然のことだと思いますし、考え方として間違ってはいないかと思います。


しかーし、住宅展示場などに建っているモデルハウスたち、、実際に見て見ると・・すごく大きく立派な家じゃありませんか?

実は、住宅展示場に建っているモデルハウスのほとんどは「億越え」の家なのです。

モデルハウスですから、ハウスメーカー/工務店/建築会社の「顔」とも言えるものなので、やはり大きく、設備仕様もグレードが高いモノが使われているので、当然と言われれば当然ですね。


ですので、そんなモデルハウスのイメージをもって、家づくりプランを進めていくと、、「建築費が高すぎるわ・・」なんてことになり易いですし、「あれ?想像と違った(残念な)家になっちゃった・・」なんてことにもなります。


そこでぜひ利用して頂きたいのは「オープンハウス・完成見学会/OB暮らし見学会」です。

デザイン工務店でも情報発信はしておりますが、実際に草津市でも多くの注文住宅の新築が建っていますので、オープンハウス・完成見学会は開催しているでしょうし、草津市にお住いのOBさんのらし見学会も開催されているはずです。

これは「いつでも参加できる」というものではなく、タイミングであり、ご縁です。

草津市でオープンハウス・完成見学会/OB暮らし見学会を開催していないかな?と常にアンテナを張っておくことをおススメします。


そして、暮らし見学会や、オープンハウス・完成見学会では、実際に草津市で家づくりをしたOBさんに会えることも多かったりします。

そこでは、家づくりの経験者(先輩)に、「本音」で「ホント」が聞けたりすることも!

当初の要望~設計プランニング~引き渡し~アフターまで、どんなエピソードがあったのか?

お金のこと、土地探しのこと、生活動線のことなどなど、リアルな声を聞いてみるとすごく勉強になるし、共感もできるのでこの先の安心感にもつながるはずです。

「もしOBさんに会えたら、こんなこと聞いてみたいな♪」という内容も纏めておくと良いかも知れませんね。




意外と急かされる注文住宅の家づくり


草津市で注文住宅お考えの方の約7割は「土地探し」から始まります。

実際に、家を建てたいが所有の土地はなく、草津市の希望のエリアで土地探しをしながら家づくりを考えるといった流れですね。

実は、その土地探し~家づくりの流れの中では、「急かされる」といった状況があったりします。


これはなぜでしょう?

それは、住宅ローンの融資の関係になります。

一般的には住宅ローンをくむときには「土地+建物」を一体化させた形で融資を進めていくわけですが。。

ここで具体的に「土地にかかる費用」と「建物にかかる費用」を算出して、融資額を決める・・という流れの中で「土地にかかる費用」は、草津市での土地の特徴や歴史、土地の形状や用途地域、ライフラインなどの給排水の状況などが見えてくれば、ある程度は早く費用を概算することができます。


これに対して「建物にかかる費用」は、その土地に対してどんなプランの住宅を建てるのかをあらかたのイメージで決めておかねば概算の費用は出せませんし、そもそも建築会社が決まっていない状況であれば、なおのこと「土地+建物」のトータルの概算費用を出すことには時間がかかってしまいます。


この「時間がかかる=手間取る」ことに、土地の売り手は待ってくれるわけではありませんから、他のお客さんに土地をとられてしまうことになります。

なので、「良い土地がみつかったから、他に取られる前に早く契約しましょう」となるのです。

(「会社の決算時期なので、今ならお安くできます!」なども加味されたりすることも。笑)


家のプランを急ぎ、建築会社選びを急ぎ、さらには「子どもの就学/転園の時期に合わせた引っ越しのタイミング」なども同時に考えなくちゃ・・と、これら「急がなきゃ!」の状況から、「家づくりの大失敗/大後悔」が起きてしまうのです。

何十年と住み続ける住まいだからこそ、理想の家を、想定内のお金で買えるように、きちんとした計画を立てていきたいところ。


だからこそ、草津市での土地探しも大事ではありますが、良い土地が出た時に、スムーズに結論が出せるように、間取りプランニングや設備仕様などの家のグレードをある程度決めておきましょう。

そして、土地の予算と建物の予算を「概算で決めておく」ことで、資金計画にもおおきなズレが起きることなく、安心して進めていくことができるのだと思います。





草津市の工務店さんからの見積りは、多くても2・3社ほどに絞った方が無難。


見積りは多ければ多い方が良い!とお考えの方が多いのではないのでしょうか?

草津市でも、注文住宅を扱う多くの工務店/建築会社さんがいらっしゃるので、そのお気持ちも分かります・・。

・・が、「多くの会社から見積りをとる」といった行為は避けた方が良い、、と私たちは考えています。


それはなぜか?!

大きな理由は、「混乱するから」です。

家づくりをお考えの方から聞く声として多いのが、、

「どこの会社が良いのか、ワケが分からなくなってしまった!!」

「いろいろな見積もりの項目があって、どこが安いのかが分からないわ・・」などです。


注文住宅の家づくりにおける建築費用の内訳は、さまざまな項目があります。大項目で考えても、住宅の躯体費用、内装費用、外装費用、設備費用、給排水費用、外構費用、設計費用、申請手続き費用・・などに分けられ、さらにそこから中項目、小項目といった形で分けられます。

これらは、家の構造・形状・プランの違いや設備・仕様のグレードによっても、まったく変わってきます。

それらの違いは、トータル費用や坪単価などでは、簡単に比べられるものではなく、ひとつひとつひも解いていかねば、コスパの良さは分かりません。

また、草津市にある各工務店/建築会社によって、得意・不得意もあるので比較することが難しいんです。


ここでの解決策はというと、、

自由設計の家づくりとは言え、住み手となるご家族の中でしっかりと話しあい、条件整理や優先順位をつけて、大まかな理想のプランを作ってしまうことです。

住宅の構造、形状から、間取り、仕様設備など、同グレードの住宅を想定して比較することで、草津市の各工務店/建築会社の提案プランの善し悪しが見えやすかったり、限られた内容の中でのアイデア・工夫も見てとれやすいかと思いますね。




住宅建築費/坪単価の上がり下がりを理解しよう


住宅を建てる時の建築費用として、よく「坪単価」が使われますが、この坪単価は何によって上がったり下がったりするのでしょうか?

まず、同じ延床面積の家であれば、住宅の建築費用が高いほど坪単価は高く、逆に安いほど坪単価は下がります。

この住宅費用/建築費用の上がり下がりに影響するのは、主に家の意匠・構造/デザインであったり、設備・仕様だったりと色々なものの積み重ねで決まってきます。


そして、この坪単価に大きく影響するのは、どちらかというと内装よりも外観のほうです。

例えば、同じ面積の住宅であっても、外観デザインに凹凸が多かったりすると、施工する面積が広がるため外壁の量や足場のコストもアップしますし、シンプルな納まりではないケースが多く大工工事などが増えた分の工事コストが増えるということになります。


また、キッチンやトイレなどの水まわり設備のグレードを上げれば上げるほど坪単価が上がります。

トイレはタンクレスや、タンク付きでも自動で開閉や洗浄ができるタイプ、キッチンはIHクッキングヒーターや引き出し式の収納などの場合、設備価格や工事価格がアップするので、坪単価が高くなる・・ということですね。


つまり、1階と2階の床面積が同じ総2階建ての箱形の家など、できるだけシンプルな形が坪単価を抑えやすい、ということになります。

また、仕様・設備なども長い目で見て本当に必要なもののみにお金を掛けるという優先順位をつけていくことでコスパを上げることが出来るでしょうし、内装の壁紙などもあとで変更しやすい部分は安価なものにすることでコストダウンを図ることもできます。




ぞれぞれの工務店さんが出す見積りに差が出る理由


草津市で注文住宅を建てるとなった時には、草津市を施工エリアとする工務店さんにお願いすることになりますね。

草津市という同じ商圏で建築事業をしていらっしゃる工務店さんなのに、同じような工事でも多少の誤差がでるのはなぜでしょう?


例えば、住宅の建築費用として見積りを取ったときに、200-400万円ほどの差(得)が出ることが意外と多くあります。

いったい、なぜでしょう?

理由は2つ。

ひとつは、各工務店など建築会社によって、得意なこと、得意じゃないことが違うからです。

例えば、建材を仕入れる流通経路が違えば手数料が変わりますし、年間でどれだけの仕入れをするかで単価を落とすことができたりもします。

そんなこと?と思われるかも知れませんが、家にはかなり多くの木材や建材を使うので、単価が少し違うだけでも累積で考えると、数百万とコストに大きな差が出たりするものなのです。


もうひとつの理由は、ひとつの家づくりを手掛けるのに、広告宣伝費や人件費をどれほど使っているのか。

いわゆる経費の割合のことで、「住宅のコストパフォーマンス」とも言えます。

工務店や設計事務所は、より多くの方に知ってもらうために、広告宣伝費を使って、ネットや雑誌などに掲載をして問い合わせを待つスタイルを取ります。

ここがゼロという会社はたぶんいないと思いますが、少ない経費でお客さんを集めている建築会社は実はあります。

それは、建ててくれた家主さんの紹介です。この紹介が多いと工務店さんなどはコストを抑えた家づくりができる為、お客さまへの提示する価格も下げることができる・・という仕組みですね。


住宅を建てるコストパフォーマンスを上げるために、草津市の工務店/建築会社さんは日々工夫をしながら営業をされていますので、そんな事業を取り組む「姿勢」もひとつの指標にして、選んでいきたいところですね。




今回は「草津市の注文住宅・工務店の坪単価の相場と考え方とは?」ということで、注文住宅の間取りプランニングなどの流れ、工務店の価格や相場など、を記事として書かせて頂きました。

滋賀での皆さんの理想の家づくりに近づくよう、書く記事が少しでもお役に立てたら幸いです。


デザイン工務店 編集部
記事:「草津市の工務店と注文住宅の坪単価相場の考えかた?」

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