草間の家は、お施主様のお父様の土地に娘さん夫婦が暮らすための小さな家を新築するというお話からはじまりました。
南と東を道路が走る日当たりのよい立地でしたが、建設場所の南にございます既存のカーポートは壊したくないとのご意向でしたので、なるべく床の高さを高くするように設計いたしました。こうすることで、カーポートの屋根よりも上にサッシを設けることができ、リビングにはありがたいほどの採光を受けることができます。
お仕事で夜遅く帰宅される旦那さんが、ご両親にご迷惑がかからないようにと、ご自身たちの駐車場を北側へ設けたことで、そのまま北入り玄関となり、東西に奥行きがない立地でも、南側全面を広々とリビングにすることができました。
通常、南側や東側玄関とすることの多い南東道路の立地ですが、東側道路は歩道もなく、子供が飛び出した際に危険だということで、東側の玄関は避けました。
天然の木材を使用し、アレルギーや発がん性物質の少ない身体にやさしい家となりました。
大手のハウジングメーカではなかなか実現できない、自然素材を活かした、自由な間取りの住宅です。